ヒアルロン酸と関節
体内のヒアルロン酸は、加齢とともに減少していきます。
ヒアルロン酸が失われると、肌にハリがなくなったり、関節がスムーズに動かなくなったり、痛みを感じることがあります。
歩こうとすると、膝に違和感があったり、階段の昇り降りをすると痛んだりすることはありませんか?
ヒアルロン酸は、関節の中では、クッションや潤滑油として働いています。
しかし、ヒアルロン酸が不足すると、関節に痛みが生じてくるのです。
関節の痛みを治めるには、貼り薬や痛み止めの内服薬などによる治療が行われますが、このほかに、肩や膝の関節に、ヒアルロン酸注射をする方法があります。
高分子ヒアルロン酸を使用した関節内注射は、関節痛の治療法として広く行なわれており、約20年の歴史を持っています。
ヒアルロン酸を関節に注射することで、加齢などによって失われたヒアルロン酸を直接補給します。
さらに、関節でヒアルロン酸を生産する能力を高めたり、炎症や痛みを和らげたりする効果もあります。
また、関節を痛めないためには、次のような注意点を知っておきましょう。
太ももの筋肉である「大腿四頭筋」の筋力が低下してくると、膝にかかる負担が大きくなってしまいます。
医師に相談した上で、無理のない適切な運動を心がけましょう。
また、太り過ぎにも注意が必要です。
体重が増えてくると、膝にも大きな負担がかかります。
膝への負担を少しでも軽くするために、自分の適正体重を維持しましょう。
血行をよくするために、膝を温めることも大切です。
また、長時間歩行したり正座し続けたりすることは避けて、十分に膝を休ませてあげましょう。